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最新エントリ
2015/04/17
カテゴリ: オヤジのつぶやき : 

執筆者: kureharo (9:19 am)
 W役満の国士無双(フリテンなしの・・・)13面待ちを、警告にも関わらず 僕に振り込んだ上村先輩は、その日以来 麻雀に関しては〜僕に一目置くようになりました。

 それから数日たったある深夜・・・
また例の知り合いの下宿で、我々は麻雀に興じておりました。
メンツオーバーにつき〜二抜け(半荘ごとに2位になった人が、1回お休みするルール)となった僕は、先輩の後ろにまわり見物をしていました。

 とある南の3局・・・先輩が親だ。点棒の箱には、千点棒とシバ棒が数本のみ。
この局 ラストチャンスと言える局面である。

 幸い配牌に恵まれ、メンタンピンドラ1の親満テンパイのイーシャンテンだ。
・・・が、その時、彼の下家(しもちゃ〜次の人)がリーチをかけたのだ。
ところが〜次の先輩のツモで テンパイ!
しかし そのためには、裏筋の危険牌を切らなくてはテンパイできないのだ・・・
さあ〜困った。

 先輩は、後ろで見守る僕に 小声でつぶやいた。
「これ・・・切ってもいいかな?」
そ、そんなこと聞かれても〜そんな相談には乗れないではないか。
「・・・」
「なあ、福田君 どやろ?」なおも聞いてくる。
その眼には、心細げに弱気の光を宿している。


                               つづく
2015/03/13
カテゴリ: オヤジのつぶやき : 

執筆者: kureharo (4:47 pm)
 これは、幻の「フリテンなしの13メンチャンの国士無双」だ!
すなわち〜自分の場にヤオチュウハイを1枚も切っていないのだ。
 このテンパイは「奇跡」と言ってよい。
しかも点数は役満の2倍がルールだ。

 震える指で、あえてリーチ棒を放り出す。
そう・・・ふつうこの場合 リーチはしない。
なぜなら〜ダマテンでも必ず上がれるからだ。

 しかし僕は育ちがいいのか 気が小さいのか 不明だが、誰かに振り込ませたら気の毒だと思ったのだ。
・・・なかんずく いつも花札でカモにしている先輩は、大事なお得意さんだ。
そんなことしなくても、自分のツモで必ず上がれるのだ。
だから個人的に恨みを買いたくない〜との思いでこう言い放ちました。
「リーチ!みんな、ぼくの現物以外は 絶対切るなよ。ええな。」

 しかし運命の皮肉と言えば言えるだろう・・・
シモチャ(順番が次の人)が上村先輩でありました。

 「ふん、えらそうに。八萬4枚キレとって、九萬当たれるもんなら当たってみいや!」
「ちょ、ちょっと上村さん、ま、待っ」と叫びかけた僕の声と先輩の指が動いたのは同時でした。
ぽろっと彼の手から運命の「九萬」が転げ落ちたのでありました。
口では強気の先輩も、しかし、その眼は怯えをたたえて充血している。

あちゃあ〜万事休す。
満貫テンパイの先輩は、ツモ切りの九萬が止まらなかったのでした。
しかも場には 九萬が2枚切れていて、いわゆる地獄待ち状態だったのだ。

 「ろ、ロン」・・・としか言いようがない僕でありました。

 ・・・瞬間 場が氷りつく。


                                つづく
2015/03/06
カテゴリ: オヤジのつぶやき : 

執筆者: kureharo (10:52 am)
 上村先輩は、またギャンブルの好きな人でありました。
マージャン、パチンコ、花札・・・何でもやりましたね。
・・・しかも弱い。極端に弱い。
ぼくの記憶に強く残っているのは、花札です。
よく、彼の下宿へ行っては、朝まで花札をやりました。
「コイコイ」と呼ばれる札合わせで、ギャンブル性が強いゲームです。

 最後の1枚を気合で引いて「コイ!」とぼくが叫ぶと、なぜか大当たり!
しかも大抵 いつもの結果なのです。
・・・かと言って〜ぼくは、そんな格別ギャンブルが強いわけではなく、まあ普通です。・・・と思います。
しかし彼とやると、不思議と必ず勝つ。

でもね、勝っても先輩もたいがいスカンピンですから、負けを払えず借金という仕儀にあいなるわけです。
「すまん、バイトの金が入ったら、必ず返す。」
と言いながら、その日が来たら〜またちゃんと払ってくれるのですよ・・・彼は。
実に律儀な貧乏人でした。

 マージャンもよくやりました。
ある日、近くの別の下宿で、上村先輩も含めたメンバーで 徹マンをしていた時のこと・・・
ぼくの手は、その日まったくついてなくって 配牌はいつもバラバラだ。

だがバラバラが高じて、ある局のこと・・・早めに国士無双がイシャテン(もう一つ好牌が来たらテンパイする状況のこと)となったのです。
しかもヤオチュウハイ(一九字牌)を、どれでも引いたらテンパイという絶好の流れだ。
そして〜次の引きを盲パイ(指でガラを探ること)した僕は、背中に戦慄が足りました。
なんと13枚目の「發」を引いてきたからです。しかも4枚目のラス牌だあ!


                                つづく
2015/02/13
カテゴリ: オヤジのつぶやき : 

執筆者: kureharo (1:50 pm)
 狭い店内は、貧乏学生たちの熱気でむんむんしていました。
一瞬僕は「あっ満員だ。こりゃ無理だ。」
思ったのは常識人なら当然なのですが、この店の流儀は違っていたのです。
1人で切り盛りしているおばちゃんが、
「あ、上村君 いらっしゃい〜あんたら、そこあけたってえな。」
・・・どうやら先輩は、常連のようだ。

 無理に通してくれた店の奥は、すなわち椅子席が5〜6個もあるかなしかのカウンターの後ろの通路でありました。しかもお手洗いの前だ。
そう、コップ置台さえない「立ち席」でありました。

 ・・・かといってカウンターの連中も、真っすぐには座れず、皆さん斜めに肩を傾けてぎゅうぎゅう詰めに座っているのだ。
 やがて、カウンターの客の肩越しに渡されたとっくりとぐい飲みを受け取ると、上村さんは、私に燗酒を注いでくれたのです。
「おっ!うまい。」
この時の一口は、僕の数えきれないこれまで飲んだ酒の中で、記憶に残る一杯となりました。

 間があって受け取ったつまみは「だし巻タマゴ」。
もちろん皿を手に持ったままで、先輩とつつくのだ。
 やがてカウンター席が二つ空き、腰かけて湯豆腐をひとつ頼む。
二人で食べると、そんなものはあっという間になくなる。

で、「次は何を頼んでくれるのかなあ♪」期待した僕は 貧乏学生としては、まだまだ駆け出しでしたね。
先輩は、残った湯をつまみに飲んでいるではないか。
しかもツケ出汁はとうに飲み干して、残って冷えた湯をうまそうに飲んでいるのだ。もちろん味などありませんよ。
僕は、心から「この人の貧乏根性には負けた。」思いましたね。

でもその貧乏学生におごってもらっている僕っていったい・・・
どっちが貧乏度が上か、微妙でありますな。


                              つづく
2015/01/30
カテゴリ: オヤジのつぶやき : 

執筆者: kureharo (1:57 pm)
 かろうじて帰りのバス代を残しただけの オケラの僕がバスを待っていると、向こうから見たことのある貧乏顔の男がとぼとぼと歩いてきました。
「あっ、上村さん・・・」
向こうも ややあって気づいた様子。
パチンコに負けてテンションが低い僕は、
「ちわ。」とだけ ぼそっと挨拶。
お互い語らず、気まずいひと時が流れる。バスは来ない。

「福田君、ちょっと飲まないか。」
沈黙に耐えかねて、声をかけてきたのは、そう2〜3分も経っていなかったかもしれない。
「ぼく、金ないですよ。」
引っ込みがつかなくなったか。
「し、心配すんな、俺がおごるよ。」
「ええ〜!ほ、ほんまですかあ?」心配するなと言われても心配。
ぼく以上に貧乏っぽい人なのだ。
・・・というわけで〜にわかには信じがたいが、ここは一丁 騙されてやるかあ♪。

 バス停から、すぐのところにその居酒屋はありました。
前を歩いても、うっかりすると見過ごしてしまいそうなくらい間口も狭い。
壊れかかった看板には「きんぱち」とある。
平仮名表記だが、「禁パチ」ともとれる。
そう「パチンコ禁止」の略である。
「こりゃ、パチンコに負けた僕に対するあてつけか?」
ついついひがみっぽくなっている自分に気がつく。


                                つづく
2015/01/23
カテゴリ: オヤジのつぶやき : 

執筆者: kureharo (4:07 pm)
 彼は、私が京都の町で下宿生活を送っていたころの、近所の下宿に住む人で、大学も違うし歳も少し私より上。
名前は、仮に「上村さん」としておきましょうか。

僕と上村さんの共通項と言えば、私の同郷の友人が 彼と同じ下宿に住んでいた・・・ただそれだけの人で、まさに「友人の知り合い=まったくの他人」という関係しかない人でした。
 ほかに共通点といえば、お互いに貧乏学生で、ノンポリだってことくらいのものか・・・。
おっと忘れていた・・・二人ともギャンブル大好き人間。

 大学に入ったばかりの頃、先述の同郷の友人の下宿を訪ねたときに、その先輩を紹介されました。
「男おいどん(その頃流行ったマンガです)」を地でいったような、汚い部屋に万年床。
また 容貌も気のせいか、マンガのキャラに似ていなくもない・・・

 僕が、彼と遊ぶようになったのは、その同郷の友人を(下宿に)暇つぶしに尋ねたとき〜不在のことがしばしばあり、たまたま廊下で出くわした上村さんに 彼の部屋に入れてもらって、世間話をしたりしたのが始まりでありました。
彼は外見に合わず、とても博識でいろんなことを知っている。(ただし、無用な雑学がほとんどだったような・・・)それだけに話すと楽しい♪

 やがて、同郷の友人は、当時盛んだった学生運動に夢中になり、下宿に帰らない日が続くようになりました。
一方〜僕はというと・・・
学生運動などには何の興味もなく、まして勉強などにはさらに関心がない〜麻雀やパチンコのみに日々いそしむ〜いわゆる「正統派のアホ学生」でありました。
まあそんなわけで、留守がちな友人の隣の部屋にいて いつも暇そうにしている 上村先輩とは しばしば顔を合わすことになったわけであります。

 そんなある日、パチンコに負けた帰りの夕暮れ時、今出川のバス停で ばったり上村さんに出あったのです。


                               つづく
2015/01/16
カテゴリ: オヤジのつぶやき : 

執筆者: kureharo (5:24 pm)
 先日、とある宴会中に 学生時代の先輩から、突然 携帯がかかってきました。
それは、優に30数年ぶりの声で、じつに驚いたわけです。

 では何故・・・その先輩から突然電話がかかってきたのか?
そこから話してみましょう。

 彼とは、卒業以来〜年賀状のやり取りはしていました。
ところが 数年前から年末などに、急に菓子折りなどを送ってくるようになったのです。
住所は愛知県だ。
こっちとすれば、30年以上付き合いのない他人から、急にお歳暮が来るようになると当然気味が悪いわけです。何か目論見(もくろみ)があるのかと疑ってしまう。
新手のセールスか?はたまた宗教関係か?

 そして、昨年末もまたお歳暮が届いた。
僕は気味が悪いと思いつつも、いつももらいっぱなしでは いかにも申し訳もないと思い「お返しの品」を送ってみたのです。
・・・で、それが届いたと言ってお礼の電話をかけてきたってわけです。
しかし、まだ疑問が残るし、セールスや宗教の線も消えたわけではない。
油断はできないぞ。

 それで、僕は思い切って聞いてみた。
「なぜお菓子を毎年贈ってくれたんですか?」
「あれは自分の勤めていたメーカーの物だから、気にせんといてええよ。」
「それにしても、なんで?」僕もしつこく聞く。
「あんたのブログが面白うて、いつも読んでるんや♪特に(隻腕の記)が気にいってねえ。」
・・・それで懐かしさも手伝って、余ってた(かどうかは定かではない)商売もんのお菓子を送ってくれたらしい。のだ。

 それを聞いた途端、一気に疑いが氷解してしまった僕は、やはり単純でいい人っぽい。


                              つづく
2014/11/21
カテゴリ: オヤジのつぶやき : 

執筆者: kureharo (4:24 pm)
 3日間の滞在予定は あっという間に過ぎてしまい・・・
今日の昼過ぎには出発しないとならぬ日がやってきました。
私は出発準備もすでに終え、すっかり私にも慣れたホホンの頭をなぜたりしながら〜余裕をかましておりましたところ・・・

 「ヨッスイ〜ここにある荷物 全部車に積んでよ。」と命令口調の妻の声。
当初は何のことか理解できず「え、え、え??」戸惑うばかり。
 なにしろ そこに置いてあるのは、前のアパートから持ってきた 大量の不燃物(タマの切れた照明器具、物干し台や使わなくなった古い食器類)果ては 壊れかけた椅子や本棚まで・・・しかもすごい量である。

「こんな物積み込んでどうするんや?」当然の質問であろう。
妻の説明によると・・・ここの町内〜越してきたばかりで(不燃物廃棄の)様子がわからんところへ持ってきて〜週末に友達が大勢 新築祝いに駆けつけてくれて、パーティをするらしい。・・・のに邪魔なんやそうな。
「へへ・・・お父さん ごめんねえ。」
こんな時だけ、「親呼ばわり」する、調子のいいわが娘。

 「来た日に二階へあんなにたくさん片付けたのに・・・ぶつぶつ」
口説きながらも、娘可愛さに作業に着手する子煩悩な私。
8人乗りのワンボックスカーが満杯である。
孫娘のすわるスペースさえ窮屈そう!

 かくして、積載超過のおんぼろカーは、ヨタヨタと出発したのでありました。
 
 他家のゴミを持ち込むまでもなく、すでに未処分ゴミの巣窟であった我が家を思い浮かべながら、「ゴミはゴミを呼ぶ。」とは言い得て妙だ・・・などと意味不明の独り言。

来た時よりも〜ことさら長く感じる高速道を、走り続けたのでありました。


                                つづく
2014/11/01
カテゴリ: オヤジのつぶやき : 

執筆者: kureharo (3:20 pm)
 やっとビールにありついたのは、9時にもなった頃でありましたでしょうか。

 やがて酔いもそれなりにまわって〜
昼間の疲れも手伝い、娘が用意した特設の寝床に入り、ぐっすり寝入った私でしたが・・・

何やら頬のあたりがくすぐったい気がして 薄目を開けた・・・その瞬間
視界に入ったのは、巨大なケモノの顔のドアップだ!
「じぇじぇじぇ〜ホホンだッ!」
奴は私の寝床にもぐり込み、こともあろうに私の顔をペロペロ舐めていたのです。

「あっち行け!しっしっ」
長い鼻ヅラをはたくと、犬も負けてはいない。
「ウうう・・」などと唸って反撃だ。
牙のない私は、すぐに形勢不利を悟り、娘を呼ぶ。
だが、風呂にでも入っているのか、呼べど叫べど返答はない。

・・・私はついに負けを認め、寝床を野獣に明け渡したのでした。
そして、やむを得ず〜孫娘の布団にもぐり込み、その端っこに エビの字になって、寝づらい一夜を過ごしたのでありました。


                                                                 つづく
2014/10/18
カテゴリ: オヤジのつぶやき : 

執筆者: kureharo (4:20 pm)
 「ええつ!」
「あ、そう。」仕方おまへんがな。
「まあ、娘の手作りの料理で一杯やりながら、亭主の愚痴話でも聞いてやるかあ♪」
などと 真新しいダイニングチェアに腰かけてビール待ちの私。

間も置かず娘から私に声がかかる・・・
「ヨッスィ。悪いけどそこのダンボール 2階に上げてくんない?」
見ると、引っ越し用のダンボール箱が、封も切らず20個ばかり無造作に積み上げてある。
「う、うん。お安いご用さ。」
長時間の運転で疲れてるんだがなあ・・・とは、口に出さない優しい父。

「えっさ、ほいさ。」一生懸命に指示通りに働く 真面目な私。
ところが、なんだなんだあ〜仕事を邪魔する者がいる。
例のリカオン顔の柴犬だ。

 今では大きくなって、通常の柴犬よりひと回り、いや二回り大きい・・・
むしろ秋田犬に近いくらい! とは、ややオーバーか(笑)
 それが、例によって屋内に放し飼いだ。
がらはデカいが、まだ子犬の気分なのか、作業中の私にじゃれ付いてくる。
足に絡んで(しかも荷物で足元が見えず)邪魔なこと甚だしい。

 それでも何とかノルマをやり終え、肩で息をしていると・・・
再び娘の声・・・
「ホホン(犬の名前ですよ。変でしょ)、ヨッスィが好きみたいねえ。ついでにお散歩お願いしていい?」
「え?えええ〜。」
満面に不満を訴えたが、横から女房が娘に援護射撃だ。
「外は暗いから、男でないと危ないしねえ。」
「むむむ・・・」反論できない私。
内心「女って言っても、歳によるワイ。」思っても言うわけにゃあいかない。ここは我慢だ。


                               つづく

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