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2015/11/07
「むすめと私」 その63
執筆者: kureharo (4:42 pm)
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だいぶ寒くなってきまして、先日風邪をひきました。 いつもなら、酒で治してしまうのですが、今回は結構しつこい感じで、とうとう医者にかかることにしました。 ええ、たまにしか行かない藪医者です。 「こりゃ軽い風邪ですね。」との見立て。 「そんなことはわかっているんだよう〜」内心毒づく私。 「お薬、出しておきましょう。」 「先生、早く治したいので、注射もお願いしますよ。」 「わかりました。では 注射っと。」カルテにサラサラ・・・簡単に変更する藪さん。 やがて待つまもなく、看護婦さん(看護師さん?)に導かれて、処置室へ。 「痛かったら言ってくださいねえ。」言い終わる頃にはもう終わっている。 「やれやれ〜この後 バンソコウ貼っておしまいだな。」ほっとする私。 しかし看護婦さん、バンソコウ入れの中をごそごそしながら、なかなか出してこない。 「あのう、旦那さん これしかないんだけど、いいでしょうか?」言いにくそうに聞いてくる。見ると彼女の指先には、カラフルな丸い形のキズバンが。なんとキティちゃん模様ではないか! 思わず笑ってしまう私。 「60がらみのおっさんには、そりゃなかろうぜ・・・」思いつつも、何か貼らないわけにもいかない。 鷹揚な広い心で「いいですよ。」 看護婦は赤い顔で何度も「ごめんなさい。すみません。」を繰り返す。 その様子に、なんだろうと他の看護婦も寄ってくる。 「きゃー可愛い♪」 今度は私が赤くなる番だ。 ほうほうの態で袖で隠して逃げ出した私でありました。 つづく |
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