カレンダー
«  «  2022 10月  »  »
25 26 27 28 29 30 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 1 2 3 4 5
ブログメニュー
メインメニュー
BLOG - kureharoさんのエントリ
 kureharoさんのエントリ配信

2015/03/13
「ぼくの好きな先輩」  その6

執筆者: kureharo (4:47 pm)
 これは、幻の「フリテンなしの13メンチャンの国士無双」だ!
すなわち〜自分の場にヤオチュウハイを1枚も切っていないのだ。
 このテンパイは「奇跡」と言ってよい。
しかも点数は役満の2倍がルールだ。

 震える指で、あえてリーチ棒を放り出す。
そう・・・ふつうこの場合 リーチはしない。
なぜなら〜ダマテンでも必ず上がれるからだ。

 しかし僕は育ちがいいのか 気が小さいのか 不明だが、誰かに振り込ませたら気の毒だと思ったのだ。
・・・なかんずく いつも花札でカモにしている先輩は、大事なお得意さんだ。
そんなことしなくても、自分のツモで必ず上がれるのだ。
だから個人的に恨みを買いたくない〜との思いでこう言い放ちました。
「リーチ!みんな、ぼくの現物以外は 絶対切るなよ。ええな。」

 しかし運命の皮肉と言えば言えるだろう・・・
シモチャ(順番が次の人)が上村先輩でありました。

 「ふん、えらそうに。八萬4枚キレとって、九萬当たれるもんなら当たってみいや!」
「ちょ、ちょっと上村さん、ま、待っ」と叫びかけた僕の声と先輩の指が動いたのは同時でした。
ぽろっと彼の手から運命の「九萬」が転げ落ちたのでありました。
口では強気の先輩も、しかし、その眼は怯えをたたえて充血している。

あちゃあ〜万事休す。
満貫テンパイの先輩は、ツモ切りの九萬が止まらなかったのでした。
しかも場には 九萬が2枚切れていて、いわゆる地獄待ち状態だったのだ。

 「ろ、ロン」・・・としか言いようがない僕でありました。

 ・・・瞬間 場が氷りつく。


                                つづく
印刷用ページ 友達に送る
 
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。
協賛企業


  プライバシーポリシー 特定商取引に関する法律に基づく表記 当サイトのご利用に関して  

Copyright©2006 e−セラ.リフォーム コンソーシアム All Rights Reserved.